「広島６－５中日」（２３日、マツダスタジアム）

　広島・安部友裕内野手が５－５の延長十回に５号ソロを放ち、２試合連続で今季８度目のサヨナラ勝利を飾った。

　先頭で打席に入ると７番手・祖父江の２球目、１４７キロ直球を振り抜いた。打球は左翼スタンドへ着弾。生還後、ナインにもみくちゃにされたヒーローはお立ち台で「最高です！バティスタが打った瞬間（九回に同点２ラン）、『よし！決めたろ！』という気持ちで準備してました。今日は完全に“覇気”で打ちました」と喜びをかみしめた。

　チームは自力優勝消滅危機を回避し、４連勝。「とにかく一戦必勝の気持ちで選手は戦っています。連敗が続いたり苦しい時期もありますけど、選手は前を向いてやっていますので、よろしくお願いします」と力を込めた。