ローレンス 3回7失点 新助っ投まで…鯉の「先発10人構想」に暗雲

 「練習試合、広島5-9日本ハム」(23日、コザしんきんスタジアム)

 広島が今季を前に掲げる「先発10人構想」が停滞気味だ。日本ハムとの練習試合では、新外国人のケーシー・ローレンス投手が3回8安打7失点(自責点5)と打ち込まれた。先発陣の底上げを目指す中で、期待する新戦力らが結果を残せないでいる。

 助っ人が相手打線の餌食になった。六回は横尾の左越え2ランなどで3失点。七回は先頭・西川への四球から再び3点を失った。「積極的に振ってきて、結果は思うようにならなかった」。ほろ苦い対外試合初登板だ。

 ゴロを打たせるのが持ち味だが力を出し切れない。「少しでも高めにいくと球が動かない。角度がないし、腕が振れていなかった」と佐々岡投手コーチ。技術面に言及し、修正を促した。

 チームは大瀬良、ジョンソンの2人を軸に「先発10人」を理想とする。だが、実績組に加え期待する選手が与えられたチャンスをつかみきれない。21日、阪神との練習試合では九里、岡田、薮田が炎上。17年タイトルホルダー薮田は、22日に2軍行きが決まった。

 「候補はいっぱいでも、ままならない」。佐々岡投手コーチは、思うように進まない現状に唇を結んだ。沖縄での実戦は残り2試合で、3月はオープン戦が本格化する。首脳陣の心を晴らすような先発候補の快投を待ち望んでいる。

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