ドラ1小園、ハツラツデビュー ミート打法で右翼に“プロ1号”

 「広島春季キャンプ」(1日、日南)

 広島のドラフト1位・小園海斗内野手(18)=報徳学園=が1日、春季キャンプで緊張デビューを飾った。真っさらなユニホームに袖を通すと、はつらつとした動きを見せる中でも初々しさをのぞかせたルーキー。打撃練習ではミート重視ながら“プロ1号”も放った。

 雲一つない晴天の下で始まった初めてのキャンプ。周囲には、実績のある先輩がズラリと並ぶ。小園は背番号51のユニホームにストッキングを見せるオールドスタイルで、初々しさも残しながら元気いっぱいにグラウンドを駆け回った。

 「緊張しっぱなしの一日でした。試合だともっと緊張すると思うので、そこにすぐになじめるようにやっていきたい」

 収穫は大アリだった。午前中に行った内野ノック。遊撃の定位置で軽快なグラブさばきを見せながらも、時折捕球し損なうなど硬さも残った。目の前にいた正遊撃手・田中広については「確実性がある。自分はポロポロしてたので、まだまだ足りないところ。しっかりと見て学びたい」。午後のロングティー打撃中には、東出打撃コーチに促され松山のフリー打撃を凝視。プロの技術を見て学んだ。

 緊張の中でも、黄金ルーキーは“プロ1号”を見せつけた。フリー打撃では体重移動を意識し、ミート重視の中で広角に打ち分け107スイング中、安打性39本。柵越えは苦心したマシンから右翼後方への一発で「ゆっくりではありますけど、修正もできたので良かったと思います」と明るい表情を浮かべた。

 日南の地でしるしたプロとしての第一歩。「テレビで見てるプレーが何個も見られたので、そこで実感も湧いてきましたし、頑張ろうという気にもなりました。先も長いのでしっかり考えながら練習していきたい」。多くの先輩からバチバチに刺激を受けながら、成長の道を歩んでいく。

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