一岡、作るぞ防御率ゼロ神話「最悪でも2点台」来月から自身初沖縄単独トレ

 広島・一岡竜司投手(27)が19日、来年1月上旬から沖縄単独トレを行い、開幕ダッシュを飾る決意を示した。単独での自主トレ、沖縄での自主トレ経験はあるが、沖縄単独は初めてで温暖な地で投げ込む。防御率は「最悪でも2点台」とし、1点台、0点台も目指して来季に向かう。

 進化を遂げるため、一岡は来年1月に南国・沖縄の地で鍛錬を積む。昨オフまでは2年連続で福岡単独トレを行っており、沖縄自主トレは16年1月に中崎、江草と行って以来。「もう少しスタートダッシュをよくしたいのと、数を投げたい」と理由を明かした。

 メリットは多い。「天候、気温に左右されないので、投げるスケジュールがずれないのが一番」。約半月を3勤または4勤1休で行う中、練習日のほぼ全日で投球練習を行う予定。時には100球以上を投げ込む腹積もりだ。

 今季は自己最多タイの59試合に登板し、5勝6敗2セーブ、防御率2・88。主にセットアッパーとして奮闘し、リーグ3連覇に貢献した。それでも自身は序盤に不満が残る。「もう少し頑張っておけば後半、楽になったかなというのもある」。3、4月は防御率2・53だったが、5月は同5・63、6月は同7・11で2軍降格も経験した。

 自主トレに同行するのは、高校時代の後輩でもあるトレーナーのみで「自分のペースだけでやれる」と黙々と汗を流す。序盤から飛ばすことで後半に疲労が蓄積されることも想定しており、「筋力アップしつつ投げ込みで、2月に逆に(ペースを)落とすぐらいでシーズンに入れたらいいなと思う」と力を込めた。

 「1年間戦った上で、防御率にこだわりを持っている。最悪でも2点台。今年以上の成績を残せるように」とし、1点台、0点台も目指していく。さらに「いい場面で投げればホールドもついてくる」と昨季の19、今季の18ホールドから上積みしていく思いだ。

 この日はマツダスタジアムでウエートトレなどを行った。「絞ったら絞った分、終盤バテちゃうので」と現在の85キロを維持してシーズンに入る方針。来季もブルペンを支えるべく、土台を築き上げていく。

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