中崎100セーブ 鯉守護神の歴史に名前刻んだ カープ9日にもマジック36点灯

 「広島7-5中日」(8日、マツダスタジアム)

 広島・中崎翔太投手(25)が2点リードの九回に登板。無失点に抑え、球団4人目となる通算100セーブ目を挙げた。同点の七回に、会沢翼捕手(30)が決勝の右前打。今季6度目の4連勝で貯金は今季最多の20になった。独走状態は変わらず、きょうにも優勝マジック36が点灯する。

 最後の打者、アルモンテを遊ゴロに抑えると、中崎は笑顔の会沢と握手し、ナインとハイタッチを交わした。史上30人目のプロ通算100セーブを達成。球団では永川、大野、佐々岡に次ぐ4人目の記録となった。

 「野手の方が点を取ってくれて、先発の方が試合を作ってくれてこの数字がある。セーブは運。この運を大事に100個(セーブを)取れて良かった」

 苦しんだ末に節目の100セーブ目を刻んだ。2点リードの九回に登板。先頭の大島には四球を与えると、マウンドに歩み寄ってきた菊池に「しっかり守る野手がいるから」と励まされた。「キクさんの言葉でしっかりやらないと」と自らを奮い立たせ、続く京田を遊ゴロ併殺に斬った。

 それでも平田に四球、ビシエドには右前打を許し一、三塁とする厳しい展開。最後の最後にアルモンテを146キロ直球で何とか打ち取った。「最近ふがいない試合が多かった。今日もビシっといけば良かったけど、入りが悪かった」。守護神としての責任があるからこそ、節目の記録にも表情を変えず言葉をつむいだ。

 守護神として君臨する右腕。シーズン中の休日はマツダスタジアムを毎度のように訪れ、コンディションを整える。原点は日南学園時代。1年時、夏にバテてしまい「練習を休んだこともありました」と振り返る。その反省から走り込みなどを同年冬から敢行。現在の練習へのストイックさにつながっている。

 プロ8年目。責任感も年々増す。「アドゥワとかもいるし、いい姿を見せたい。練習からそういった姿を見せないといけない」。チームの後輩にはもちろん、そのたくましい姿は母校の後輩にも伝わってるはずだ。この日、日南学園は夏の甲子園1回戦を突破。ゼリー飲料を差し入れした右腕は先輩らしさをプロのマウンドから送り続けている。

 緒方監督は「ようやった。ナイスピッチング」とたたえた。記念の球は「ロッカーに置いておきます」と話した中崎。「100セーブに名前は付くけど、チームのいい形の積み重ねが一番。チームがいい状態なので迷惑をかけないように」。今季6度目の4連勝。きょう9日にも優勝マジックが点灯する。

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