ジョンソン 来日初!月間MVP リーグトップ4勝「本当にうれしい限り」

 セ、パ両リーグは8日、7月の月間最優秀選手(MVP)を発表し、セは広島のクリス・ジョンソン投手(33)とヤクルトの山田哲人内野手(26)、パは日本ハムの有原航平投手(25)とロッテの井上晴哉内野手(29)が選ばれた。ジョンソンと井上は初受賞で、山田哲が6度目、有原は2度目の選出となった。ジョンソンはリーグトップの4勝を挙げ、防御率2・03と安定した数字を残した。山田哲はともにリーグトップの打率・425、8盗塁をマークし、7月9日の巨人戦ではプロ野球史上66人目となるサイクル安打も達成した。有原はリーグトップの防御率1・52を残し、3勝を挙げた。井上はともにリーグ1位の打率4割、23打点を記録した。

 会見場に姿を現したジョンソンは胸を張り、喜びの言葉を並べた。来日4年目での月間MVP初受賞に「自分が思ったより初受賞まで長くなりましたが、本当にうれしい限りです。一生懸命頑張ってきたことが表れたと思います」と感慨深げに話した。

 7月の4試合は全て2失点以内と、安定感を示した左腕。今季序盤は不安定な面もあったが、5月4日・ヤクルト戦の黒星を最後に自身7連勝中だ。「みんなが先に点を取ってサポートしてくれる。後ろではしっかり守ってくれて長く投げることができた」と感謝も忘れなかった。

 好投を続ける要因も明確だ。7月は練習中や自身の投球動画を見ながら「投球フォームの中でのタイミングで、こうやった方がいいかというのが見つかった」という。まずはそこを念頭を置き、白星量産につなげた。

 もちろん視線の先にあるのは球団史上初の3連覇だ。「選手である以上このリーグで一番になるという強い意志を持ってやっている。まずはそれに向けて1試合1試合やっていこうと思います」。チームのためにも、助っ人はまだまだ快投を重ねていく。

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