丸、菅野撃つ!「ひと振りで仕留める準備を」弾みつけて、敵地3連勝だ

 広島・丸佳浩外野手(29)が5日、前半戦ラスト6連戦の初戦となる6日・巨人戦で対決する菅野撃ちを誓った。この日のヤクルト戦は雨天中止となったが、出塁率・508はリーグトップで、打率も・335と好調をキープ。背番号9が相手エースを仕留め、勢いを加速させる。

 雨音が響き渡る室内練習場で、丸は心地良い快音を鳴らし続けた。次なる戦いは敵地での巨人戦。初戦は菅野が相手だ。中7日で挑んでくる右腕を一丸となって打ち負かし、2戦目、3戦目へ弾みをつける。

 「この前もだけど、なかなか一筋縄ではいかないし、特に今回は(相手の)本拠地。何度もやられる投手じゃないから、ああいう立場。僕らは特に変えることもできない。束になっていくしかない」

 前回対戦の6月28日は5回で113球を投げさせ、4失点KO。毎回得点圏に走者を置く攻撃で、じわじわ攻め込んだ。丸も3打席で2出塁。1点を追う五回1死から四球を選び、野間の逆転3ランにつなげた。今回も束になって襲いかかり、再び土をつける考えだ。

 菅野とは好相性の数字が残る。通算対戦成績は77打数24安打の打率・312、3本塁打、12打点。今季も対戦は2度ながら、4打数2安打と得意にしている。それでも「打席の中で1球あるかないか分からないけど、打てる球をひと振りで仕留められる準備を毎球していかないといけない」と表情を引き締めた。

 圧倒的な出塁率でもダメージを与える。打率・335と首位打者に肉薄する中、61四球、出塁率・508はリーグトップ。セ・リーグの歴代最高出塁率は1986年にバース(阪神)がマークした・481で、現状をキープすれば上回る。

 迎打撃コーチは「もともと選球眼がいい。悪くても次にリセットして狙い球を絞れるし、ワンスイングで仕留められる能力がある。だから塁に出ることも多くなる」と説明する。冷静に頭を整理して打席に入り、安打以外でも貢献していく。

 前半戦は残り6連戦。2位・阪神とは7ゲーム差で、既に首位ターンは決まっている。強力打線をけん引する3番打者のさらなる躍動で、巨人の息の根を止める。

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