安部充実左撃ち 背番号6で課題克服へ順調「パッと反応できた」

 「広島春季キャンプ」(8日、日南)

 広島の安部友裕内野手(28)が8日、シート打撃で2安打を放った。中村祐から中越え三塁打を放つと、サウスポー・塹江との対戦では直球を右前に運んだ。今季から背番号「6」を背負う。三塁の定位置確保へ、順調な滑り出しだ。

 中村祐から放った三塁打は、コースに逆らわない打撃。続く塹江の内角球を捉えたスイングは「ボールに体がパッと反応できた」という。広角に打ち分け打撃は内容が濃く、充実感をにじませた。

 左投手の克服が大きなテーマだ。昨季は対右投手の打率が・334だった一方で左投手には・238だった。「左投手のときは逆方向を意識している」。この日は、その意識で打席に入り内角寄り速球に対して素直にバットが出た。「(迷いなく)バチンと振れたから強い打球が打てた」。課題克服へ順調に階段を上っている。

 今季から背番号が「6」になった。「それは関係ないですね」。背負う責任が大きくなっても心は乱れない。ただひたすらに「レギュラーをつかむ」という強い気持ちだけが体を突き動かしている。

 10日からの第3クールで予定されている2試合の紅白戦でもアピールを続ける。「結果を出していく」。西川らとのサバイバルレース。戦いは始まったばかりだ。

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