菊池宣言!タナキクマルで引っ張る いざ、カープ3連覇&日本一へ

 広島の菊池涼介内野手(27)が21日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、4500万アップの1億9000万円で一発サイン。これで外国人選手を除くチーム全選手の来季契約が完了した。7年目の来季。「タナキクマル」の同級生トリオでチームをけん引し、球団史上初のリーグ3連覇、34年ぶりの日本一を成し遂げることを誓った。

 菊池が2年連続で契約更改の大トリを務めた。4500万増の1億9000万円でサイン。チームの中心選手としての自覚を口にし、来季への覚悟を示した。

 「調子が悪かったり、コンディション不良だったりという中で、本当にみんなに助けられたシーズンだった。来年は引っ張っていけるように、という強い気持ちでいる」

 今季は138試合に出場し、打率・271、自己最多14本塁打、リーグ最多の30犠打をマーク。しかし、自身のコンディション不良で試合を欠場したり、スタメンを外れることもあった。来季こそは1年間通して役割を全うするつもりだ。

 チーム力向上へ。最年長の新井に頼ってばかりではいられない。「(タナキクマルの)3人で引っ張っていけるようにしたい。3人でまず新井さん一人分の役割ができたらいい」。センターラインを守る“3本の矢”で大黒柱となり、チームをけん引する。

 将来的には1人でチームを背負える選手を目指す。理想像としてあるのは新井。「居るだけでプラスになる存在。なかなか、その領域には達せない。近づいていければいい。金魚のフンみたいにくっついていきたい」とベテランから多くを吸収し、成長する糧とする。

 球団からの期待も大きい。「野手がしっかり働いてくれて、いいチームができている。ただ、投手が若いので、なかなか安定した部分が出せないかもしれないけど、そこは野手陣が支えて、育てるようにやってほしい」と鈴木球団本部長。菊池らを中心とし、総合的なレベルアップを求めた。

 これでチーム全選手(外国人選手を除く)の契約更改が完了。新井ら6人の日本選手が1億円を超えた。6人の1億円突破は球団では99年以来19年ぶり。リーグ連覇へ多くの選手が成長を遂げた証しだ。

 「優勝しなければ、日本シリーズもCSも行けない。まずは優勝して、最後悔しい思いをしたCSを勝って、日本一になりたい」と菊池。今季味わった屈辱を、チーム一丸となって必ず晴らす。

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