タナキクマル、最強トリオが導く!初戦必勝で、突破確率100%じゃ

 広島はDeNAとのCSファイナルS初戦を翌日に控えた17日、マツダスタジアムで全体練習を行った。初戦を制したシーズン1位チームは過去、全チームが日本シリーズ進出。昨季の悔しさを晴らすべく、33年ぶりの日本一へ。田中広輔内野手(28)、菊池涼介内野手(27)、丸佳浩外野手(28)の「タナキクマル」トリオが軸となり、初戦勝利へと導く。

 決戦を翌日に控えてもやることは変わらない。2年連続の本拠地開催。曇天の肌寒い気候の中、ナインは最終調整を行った。CS突破へ、初戦が大きなカギとなる。田中、菊池、丸の同級生トリオが勝利への道を切り開く。

 1番・田中が塁に出て、2番・菊池が好機拡大し、3番・丸がかえす。個々の役割を全うし、何度も試合の主導権を握った。田中は「3人の形が大きな攻撃のパターン。勢い付けていければ、勝てると思います。自分のやることをやって、少しでも勝ちにつなげられたらいい」。勝利だけを求める姿勢は、シーズン中と同じだ。

 ファイナルS初戦を制した1位チームのCS突破確率は100%。同じくDeNAと対戦した昨季も初戦を制し、3勝1敗で勝ち抜けた。「初戦を取ると相手にダメージを与えられる。アドバンテージもあるし、あした何とか勝ちにいきたい」と田中。丸も「しっかりと頭(初戦)が取れればいい。気持ち的にも有利になる」。重要性は十二分に理解している。

 日程上、優勝チームはレギュラーシーズン終了から期間が空くが、調整に抜かりはない。1日の今季最終戦から16日間で3度の練習試合と2度のナイター練習をこなした。この日はノックやベースランニング、フリー打撃などを行い、最後の確認。準備は万端だ。

 相手のDeNAは、敵地・甲子園で阪神を撃破した勢いのまま乗り込んでくる。だが、迎え撃つのみだ。田中は「相手どうこうではなく、自分たちの野球をするだけ。シーズン通り、試合に入れればいい」と平常心を強調。菊池は「やるしかないので、頑張ります」と目の前の試合に向けて集中力を高めた。

 今季、本拠地では69試合で48勝20敗1分けと大きく勝ち越している。地の利を最大限に生かす。「とにかく勝てればいい。昨季は最後に悔しい思いをした。日本シリーズにいくためにもCSを勝ち抜かないといけない」と丸。初戦必勝で33年ぶりの日本一へ。鯉の悲願を成就させる。

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