岡田、CSローテ争いに残った!2軍戦で5回2失点MAX151キロ

 「ウエスタン、広島1-2オリックス」(24日、由宇)

 広島・岡田明丈投手(23)が24日、ウエスタン・オリックス戦(由宇)に先発し、5回を投げて8安打2失点だった。走者を背負った場面での投球に課題を残したものの、最速151キロをマークするなど、状態は上向きでCSでのローテ争いに生き残った。次回は30日からのDeNA2連戦(横浜)で登板する可能性が出てきた。また、この日で今季の由宇で行われる2軍公式戦の全日程を終えた。

 力強い右腕が戻ってきた。岡田が腕を振り抜き、オリックス打線を封じていく。5回を8安打2失点。直球は最速151キロを計測するなど、CSファイナルSでのローテ入りに向けて、期待が膨らむ79球だった。

 「全部の球種を、腕を振って投げることができた。つかまるところはあったけど、その後を抑えられた。全体的に良かったと思う」。由宇の暖かい西日を全身に浴びながら前を見据えた。

 三回まで無失点。0-0の四回は先頭・ジョージの二塁内野安打の後、モレルに左中間を破られる適時二塁打を浴びた。続く4番・杉本にも中前へ運ばれ、3連打で2点を失った。「(投げる)タイミングが同じになってしまった」。投球リズムが一定になる悪癖が顔をのぞかせた。

 ここから粘りの投球で失点を防ぐ。再び得点圏に走者を進めながら、最後は三回に右中間突破の二塁打を許した飯田を三振に仕留めた。「気持ちを切り替えて投げられた」。ビッグイニングをつくらせず試合を壊さなかった。「徐々に修正はできてきた」と佐々岡2軍投手コーチ。完璧な投球ではなかったが、一歩ずつ課題を克服してきた右腕を評価した。

 10日に出場選手登録を抹消されて以降、約2週間ぶりの登板。抹消中はミニキャンプを張った。疲労を取り除き、コンディションを整えることが重要テーマだった。ランニングや体幹トレーニングで汗を流し、「良い方向に向かっていると思います」というように最大のパフォーマンスを発揮できる体を取り戻しつつある。

 この日、10勝目を逃した野村や最多勝の可能性を残す薮田、そして抹消中のジョンソンの起用次第で、次回登板は今季最終カードとなる9月30日からのDeNA2連戦になることも考えられる。1軍復帰となれば、CSローテ入りへの最終テストの場になる。

 「必要な戦力だから」と佐々岡コーチが期待を寄せれば、右腕は「任せていただければアピールをしたい」と意気込んだ。4番手以降が不透明な先発陣。次戦の一発快投でメンバー入りを勝ち取る。

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