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野村、甲子園胴上げ導く 10年前、決勝で散った聖地「持っているすべてを出す」

 優勝へのマジックを「1」としている広島は、野村祐輔投手(28)が37年ぶりのリーグ連覇が懸かる18日の阪神戦(甲子園)に先発する。17日のヤクルト戦(マツダ)は台風接近により、午前9時45分に中止が決定。通常通りマツダスタジアムで最終調整した右腕は気合十分。敵地甲子園での胴上げを誓った。

 台風18号接近に備えて、投手陣は午前8時からマツダスタジアムで汗を流した。野村はいつものようにリラックスした表情。分厚い雲から小雨が舞う中、キャッチボールなどで調整した。

 「できること、やらないといけないことをしっかりやっていく。残り(シーズン)わずかなので、持っている力を全部出したい」

 練習後、静かな口調に決意をにじませた。この日のヤクルト戦(マツダ)は午前9時45分に中止が決定。胴上げは18日・阪神戦(甲子園)以降に持ち越しとなった。野村は「優勝は優勝」と26年ぶり本拠地胴上げの思いを断ち切り、大一番のマウンドへ気持ちを高めた。

 逆転負けを喫した16日・ヤクルト戦はドキドキしながら戦況を見守ったという。「ワクワクするじゃないですか。普通の状態では見られない」。そんな緊張感たっぷりの舞台に今度は自分が立つ。「球場全体の雰囲気が違うし、自分たちの気持ちも違うところが出てくる」と武者震いしながらも「昨年の経験がある」と頼もしく言い切った。

 舞台は10年前、夏の甲子園大会決勝で悲劇的に散った聖地。その話題を振られると「そう来ましたか」とクスリと笑い、「自分の持っているすべてを出すだけです」とサラリと受け流した。

 過去は振り返らない。野村はもっと先に視線を向けている。リーチをかけている2年連続2桁勝利も「自分のやることをやって、結果は後から」と強調。「優勝が決まれば、その先がある。そのための準備がある。クライマックスシリーズ、日本シリーズ。まだ目標がある」と力を込めた。

 チームは午前中に広島から神戸に移動。緒方監督はこの日の試合中止を受けて「残念だけどね。気持ちを切り替えて、明日(18日)、全力で戦いたい。とにかく全力でまた明日、われわれの野球をするだけ。頑張ります」と運命の決戦へ決意表明した。

 仮に18日の胴上げを逃せば、20日以降にお預けとなる。広島は20日に試合がなく、阪神-巨人(甲子園)の結果待ちとなる。もう足踏みはしない。自力で決める。敵地胴上げへ、野村が快投で導く。

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