雨天中止でも阪神戦開催ならマツダ開場 びしょぬれV舞いある?

 優勝へのマジックナンバーを「1」としている広島は15日、マツダスタジアムでの16日・ヤクルト戦が雨天などで中止になった場合でも阪神-中日戦(甲子園)が中止にならない限り、入場券を持っている人を対象にマツダスタジアムを開場することを発表した。開場された場合、大型ビジョンでマジック対象の阪神の試合を放映。優勝が決まれば、優勝セレモニーも行う予定だ。同じく優勝マジック「1」のソフトバンクと同日優勝となれば、1958年の巨人と西鉄(現西武)以来59年ぶりとなる。

 試合が行われなくても、悲願のマツダスタジアムでの優勝胴上げが生で見られるかもしれない。16日の広島地方の天気は雨の予報。それでも球団は、ファンのために粋な計らいを選択した。

 通常ならば雨天などによる中止が開門前に決まれば、球場内への入場はできない。しかし球団は試合をやるやらないに関係なく、開門することを決定した。台風18号の影響で悪天候が予想される天気に対し、「いろいろなことを想定した」と球団幹部。その結果、阪神戦が中止にならないことを前提に、広島戦の中止が決まってもマツダスタジアムを開放することがファンにとっても一番だと判断した。

 阪神が負けか引き分けで優勝が決まる大一番は、14日の試合後と同様に大型ビジョンで放映される。しかも連覇が決まれば、雨の中でも優勝セレモニーが決行される予定だ。気になるのはそんな劇的な瞬間を目の当たりにできた観客の入場券だが、もちろん試合が行われないため払い戻しとなる。

 当然、一番いいのは勝って決めること。休日返上でこの日練習を行った丸は「自力で勝って優勝を決めたい」と言い切り、松山も「自分らで決めたい」と口をそろえる。体のケアを行った菊池は「(天気は)神のみぞ知る」と笑みを浮かべつつ「1日でも早く優勝を決めたい」と静かに闘志を燃やし、試合開催を望んだ。

 連覇はもう時間の問題。マツダスタジアムで初めての優勝の瞬間は、どんな形で見られるか。あとは神様の気分次第だ。

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