広島マジック「1」 胴上げは16日以降に持ち越し バティスタV打含む3打点
「広島5-4DeNA」(14日、マツダスタジアム)
広島が競り勝ち、優勝マジックを「1」とした。甲子園での阪神-巨人戦で阪神が敗れれなかったため、優勝は16日以降に持ち越しとなった。
広島は同点の八回、1死満塁からバティスタの右犠飛で勝ち越した。バティスタは二回に左前適時打、四回には10号ソロを右中間席に放った。
3打点と勝利に貢献したバティスタはシーズン中に育成選手から支配下登録され、6月3日のロッテ戦で代打で初打席初本塁打。翌日の同戦でセ・リーグ初の初打席から2打席連続代打本塁打を放つ衝撃デビューを飾った。
先発ジョンソンは6回3失点。八回無死満塁のピンチをしのいだ今村が2勝目。九回を締めた中崎が7セーブ目を挙げた。
広島にとって37年ぶりの連覇を懸けた一戦で勝利。首脳陣、選手、超満員の観客はビジョンに映し出される甲子園での阪神-巨人戦を見守ったが、延長十二回表に巨人が無得点に終わった瞬間、この火の胴上げはなくなった。