カープ打線が大爆発!先発全員打点 今季最多18安打12点

 「広島12-1中日」(23日、マツダスタジアム)

 スコアボードに次々と得点が刻まれた。三回から1、3、4…。今季最多を更新する18安打を放ち12点。さらに“先発全員打点”という快挙も成し遂げた。広島・緒方孝市監督(48)は「三回から毎回得点を重ねてくれた。良い形で3連戦を終えることができた」と奮闘をたたえた。

 0-0の三回2死三塁。菊池の遊撃への先制適時内野安打が号砲だった。四回以降も一気呵成(かせい)に攻め続けると、八回には1安打で1得点。無死二塁から内野ゴロで走者を三塁に進め、会沢の遊ゴロの間に1点を奪った。この打点で、先発全員打点を達成。会沢は「良かった」と胸をなで下ろした。

 セ界トップの攻撃陣を誇る。昨季からチームが目指すのは、つながりのある打線だ。石井打撃コーチは「最後の会沢の打点とか大きいね。目指している攻撃の形。選手はこれを励みにしてほしい」と目尻を下げた。19日の阪神戦でも本塁打なしの15安打で14得点。機動力も絡めた攻撃は、向かうところ敵なし。

 試合終盤には、代打・岩本が安打を放つなど、途中出場した選手が結果を残した。「チャンスを逃さずやってくれている」と指揮官。高い競争意識を持たせ、戦力の底上げを目指して臨んだ今季。選手層は確実に厚くなり、攻撃陣はたくましさを増している。

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