誠也先制V撃!これぞカープの4番 八回は好機演出&ダメ押しホーム

 「広島5-0阪神」(25日、マツダスタジアム)

 一塁ベース上で何度も手を叩いた。本塁打を放ってもほとんど表情を変えない広島・鈴木誠也外野手(22)が、仲間のつくったチャンスをものにした一打に喜びを隠さなかった。試合の流れを呼び込む初回の先制タイムリー。これぞ4番の働きだ。

 「得点圏で最近打てていなかったので、あそこで一本打ててよかった。追い込まれていましたし、いろいろ頭に入れて考えながら打席に入った」

 一回、1死から失策と四球で一、二塁。いきなり好機で打席を迎えた。カウント2-2からの5球目、岩貞が投じた外角寄りの126キロチェンジアップに反応。打球は三遊間を破り、二走・菊池を迎え入れた。

 先頭打者の八回は右前打で出塁。「追加点が入れば、投手が楽に投げられる。つながってよかった」。無死二、三塁から松山の左犠飛で本塁に生還。貴重な5点目をもぎ取った。

 今季は相手投手からの厳しい内角攻めが目立つが、それも好打者の証しだ。「気にしていても仕方がない。(内角を)攻められるのは分かっているので、踏み込んでではないですが、思い切っていくしかない」とキッパリ。日に日に頼もしさを増す鯉の主砲。リーグ連覇、悲願の日本一を目指すチームの勝利に4番打者として貢献する。

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