首位返り咲き 初優勝年以来42年ぶり巨人戦7連勝 延長十回に西川V打

 「巨人2-3広島」(28日、東京ドーム)

 広島が延長戦を制して5連勝、阪神が敗れたため5月5日以来の首位に立った。巨人戦7連勝となり、初優勝した1975年以来42年ぶり。今季の対戦成績も10勝1敗とした。

 延長十回、巨人カミネロを攻め、2死二塁から代打西川が左越え適時二塁打を放ち決勝点を挙げた。

 決勝打を放った西川は「ほっとしています。コンパクトに自分らしいバッティングをしようと思いました」と振り返った。この3連戦で初出場だったが「いいところでいけるように準備をしていました」と話した。5連勝で30日から交流戦に突入。「チームとしては連勝を続けられるように、個人的には試合に出られるように頑張っていきたい。一戦一戦全力で戦っていきたい」と選手を代表して話した。

 2点を追う七回にはエルドレッドの2試合連続の13号2ランで同点としていた。

 九回を三者凡退でしのいだ今村は今季初勝利。十回を締めた一岡が今季初セーブを挙げた。

 巨人は二回2死一、二塁から立岡の適時二塁打で4試合ぶりの先制点。五回には1死二、三塁から田口の適時打で1点を追加した。しかし、先発田口が、七回にエルドレッドに同点弾を打たれた。巨人は4連敗で借金1。

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