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大瀬良、完全復活で開幕ローテ 2軍戦3回0封で1軍合流

 先発登板し、3イニングを無失点に抑えた大瀬良
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 「教育リーグ、阪神0-8広島」(12日、鳴尾浜球場)

 右脇腹の違和感で出遅れていた広島・大瀬良大地投手(25)が12日、教育リーグ・阪神戦(鳴尾浜)で今季実戦初登板を果たした。3回を投げて1安打無失点。圧巻の投球で完全復活へ、のろしを上げた。マツダスタジアムで報告を受けた緒方監督は13日からの1軍合流を即決。開幕ローテ入りへ、大瀬良が大きく前進した。

 やはりモノが違う。春の訪れを感じさせた鳴尾浜で大瀬良が完全復活を遂げた。キャンプ序盤に右脇腹違和感を発症。一度は遠ざかった開幕ローテ入りをグイッと引き寄せた。

 「全体的にいいボールを投げられました。初めての対外試合で、何とか結果を残せたのでホッとしています」

 試合後は優しい顔に戻ったが、マウンドでの投球はえぐかった。今季実戦初登板。初回からエンジン全開だ。先頭植田から外角直球で見逃し三振を奪うと大和、板山は変化球を打たせて二ゴロ。先発のブランクなんてどこ吹く風だ。わずか6球で三者凡退。最高の立ち上がりを披露した。

 続く二回はテーマを遂行した。先頭今成、続く緒方を直球で連続三振。伊藤隼に左前打されたが、初のセットポジションを確認すると、最後は小宮山を見逃し三振に仕留めた。

 「満遍なく試したいことがあった。三振は狙えるところは狙いました。ゴロアウトも欲しかったので」

 その言葉通り三回はすべて内野ゴロで三者凡退に封じた。伸びのある直球を中心にカットボール、スライダーをコーナーにちりばめる。精度向上に励むフォークも積極的に投じた。当初の「2回40球」のメドを楽々とクリア。球場スピードガンが不具合で最速は142キロにとどまったが威力は十分。3回1安打無失点という結果に、4奪三振、無四球が光る。球数36球に大瀬良らしさが凝縮されていた。

 ファームから報告を受けた緒方監督は「次は上で投げてもらいましょう」と13日からの1軍合流を即決した。今後は先発調整を続けながら、次回はひとまず中継ぎで1軍登板する見込み。現状の開幕ローテはジョンソン、野村、岡田が当確で、ここに大瀬良が加われば、勢いよくロケットスタートできそうだ。

 「ここからがスタートというか、ローテをつかむために大事になってくる。気を引き締めて、1日1日、しっかりやっていきたい」

 開幕まで2週間あまり。まぶしい西日を浴びながら、大瀬良はすがすがしい顔つきで広島への帰路に就いた。

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