塹江ハタチの誓い…開幕ローテ&ビールかけ 今年は歓喜の輪に

 「広島春季キャンプ」(21日、沖縄)

 広島の塹江敦哉投手が21日、20歳の誕生日を迎えた。昨季、リーグ優勝を決めた巨人戦後のビールかけには、未成年だったため1人だけ参加できず、宿舎の部屋で待機した。晴れて勝利の美酒を味わう資格を得た左腕は、今年こそ歓喜の瞬間を仲間と分かち合うべく、開幕ローテ入りと1軍定着を目標に掲げた。

 小麦色に焼けた肌が充実感を物語っていた。20歳の誕生を1軍のキャンプ地・沖縄で迎えた塹江は、チーム宿舎で報道陣から贈られたバースデーケーキを前にして満面に笑みを浮かべた。

 待ちに待った成人。飲みたい酒はないが、浴びたい美酒はある。「優勝したときに、ビールかけができる。参加するために、どんな形であれ1年間、1軍に残り活躍したい」。塹江は力強くハタチの誓いを立てた。

 25年ぶりの優勝が決まった昨年10月10日の巨人戦(東京ドーム)。19歳の塹江は1軍にいたが、ビールかけは乾杯の直後に1人だけ宿舎の部屋に戻り待機。後で一岡らに浴室で炭酸水をかけてもらい、雰囲気だけ味わった。今季こそ歓喜の輪に加わりたい。

 開幕ローテの一角としても期待がかかる高卒3年目。緒方監督はジョンソンに次ぐもう1人の先発左腕の出現を待ち望んでいる。1軍キャンプで中村恭、床田らとその座を争うが「ライバルはたくさんいますが、負けないようにしたい」。ポジションにこだわりはないというが、先発に対する意識は高い。

 一つ年を重ね「大人の仲間入りをしたということで責任感を持って行動してきたい」と塹江。たくましさを増した男がリーグ連覇、日本一の力となる。

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