鈴木誠也 フルイニング出る!“神ってる”活躍も「まだレギュラーじゃない」
広島の鈴木誠也外野手(22)が3日(日本時間4日)、優勝旅行先のハワイでフルイニング出場の誓いを立てた。緒方孝市監督(47)が、4番候補としても期待する存在。今季は「神ってる」活躍だったが、「僕はまだレギュラーじゃない」と立ち位置を自覚する。
「僕は6月にたまたま調子がよくて、使ってもらった立場なので。もう一回、競争になる。プロで2、3年結果を残して、それで初めてレギュラーです」
129試合に出場。規定打席到達でリーグ2位の打率・335、同5位の29本塁打、同5位の95打点と活躍した。ただ、序盤は右太もも痛で出遅れた。「勝負の世界。結果が出なければ外される。フルイニング出たい目標はあります」。試合に出続けることが、結果につながると信じる。
侍JAPANの強化試合に出場した経験も大きい。11月13日のオランダ戦では延長十二回、決勝満塁本塁打を放った。「小さいころから代表の主軸を打ちたいと思っていた。本大会に出て貢献したい」。WBC本戦は来年の3月。来季も見据えながら「時間はない。野球のことは常に頭に入れておく」と言う。
現時点で打順にこだわりはないが、目指すのは走攻守で魅了する選手だ。「僕は打って守って、走れるように。目指すスタイルがある。理想とする野球選手に近づいていきたい」。まだプロ4年目の22歳。飽くなき向上心が成長を支える。まずは初めてのフルイニング出場へと、走攻守にレベルアップを図る。