田中「自分でもビックリ」のMVP 打率・833で文句なしの受賞
「セCSファイナルS・第4戦、広島8-7DeNA」(15日、マツダスタジアム)
打率8割超えの大活躍を見せた広島・田中広輔内野手が、CSファイナルSの最優秀選手に選ばれた。今シリーズは通算17打席に立って、12打数10安打(1本塁打)5四球4打点。打率・833、出塁率・882と、圧倒的な成績を残して日本シリーズ進出に貢献したことが評価された。
大活躍のCSを終えた田中は「ホッとしている。レギュラーシーズンをぶっちぎりで優勝したので、勝って当たり前と思われている中で勝てて良かった」と、25年ぶりの日本シリーズ進出に安どした。
この日は2本の適時打を放ち、CSファイナルS4試合の打率は驚異の8割超。文句なしのMVP受賞を「自分でもビックリするような数字。毎試合変わらず、1番打者の役割を果たそうとした」と振り返った。
22日から、本拠地・マツダスタジムにパの代表を迎えて日本シリーズが開幕する。広島にとって32年ぶりの日本一に向け、絶好調の切り込み隊長は「(ファイナルSは)できすぎだと思うので、また気を引き締めてやっていきたい」と気合を入れ直した。