黒田、上昇確信リハ 紅白戦3回2失点も「次に生きてくる」

 「広島紅白戦、白組3-5紅組」(8日、マツダスタジアム)

 広島・黒田博樹投手(41)が8日、CSファイナルSに向けてマツダスタジアムで行われた紅白戦に登板。1日・ヤクルト戦(マツダ)以来となる実戦マウンドで3回3安打2失点にまとめた。14日の第3戦先発へ、レジェンド右腕が準備を整えた。

 刻々と迫る大一番。1球、1球に明確な意図を持ちながら投げ込んだ。CSファイナルSに向けて行われた紅白戦で、黒田が3回3安打2失点。「いろいろ忘れかけていたところを思い出すことができた。状態を確かめることができたし、対打者との駆け引きを確認することもできた。次の登板に生きてくると思います」。力強い言葉に、確かな手応えを感じさせた。

 最終登板となった1日・ヤクルト戦(マツダ)以来となる中6日での実戦マウンド。初回からストライク先行の投球で二回まで走者を許さない。「前回の登板から、この日に合わせて調整してきた」とレギュラーシーズンと変わらない安定感を見せた。

 失点したのは三回だ。1死一、三塁とピンチを背負うと、安部に左翼後方への犠飛を許し、なおも2死一塁で下水流に左中間への適時二塁打を浴びた。「ランナーを出してからのセットと初球の入りは反省しないといけない」と修正点も見つかった。

 実戦での最終調整を終え、14日のCSファイナルS第3戦に登板する予定だ。第1、2戦を連勝すれば、突破を懸けた重要な一戦ともなる。

 リーグ優勝チームは毎年、実戦勘の部分で不安が残るが、「ずっと投げ続けるより、間が空いた方が当然、体の状態も上がってくると思う。実戦間隔は空いてしまいますが、バランスを取りながらやっていきたいと思います」とプラスに捉えた。残り5日間、本番で全力を出し切るために抜かりなくコンディションを整える。

 8日に開幕したCSファーストS。第1戦はDeNAが巨人を下したが、最終的にどちらが勝ち上がって来るか分からない。「相手がどこであろうとやることは変わらない。初めて戦う相手でもないですし、何度も対戦している相手。そこまでナーバスになることではないです」。鯉の大黒柱は自然体で相手を迎え打つ。

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