広島優勝持ち越し ファンが歓声の理由は「黒田!」
ヤクルト対巨人が9日、神宮球場で行われ、巨人が5-2で勝利し、優勝マジックを「1」としている広島の優勝は10日以降に持ち越しとなった。
東京のカープファンが集う神田のお好み焼き店「広島お好み焼き Big-Pig神田本店」では、巨人勝利の瞬間、意外にも拍手に包まれ、「よっしゃ、あしたじゃ」「黒田だ!」と歓声が飛び交った。
普段は広島戦の中継が放映される店内に設置されたモニターでは、ヤクルト対巨人戦が流され、赤いユニホームを着た鯉党120人が見守った。都内在住の会計士、秋元実さん(29)は「あしたとあさっての東京ドームのチケットを持っているので、きょうは真剣に巨人を応援した。やっぱり勝って決めてほしい。きょう来たのは優勝した時にスマホで知るのは寂しいので念のため」とニンマリ。
店では優勝が決まると鏡開きを行う予定しており、すでに裏には樽酒がスタンバイ。同店関係者は連夜の“お預け”に「日本酒が熟成しちゃいます」と苦笑いを浮かべていた。
10日は巨人対広島戦が東京ドームで行われ、広島の予告先発は黒田博樹。