ジョンソン9回0封 九回ピンチで村田斬り!魂の121球も報われず…
「巨人1-0広島」(23日、東京ドーム)
激しく感情を爆発させた。両拳を握り、体を震わせた。0-0の九回1死満塁。広島・ジョンソンは村田を二ゴロ併殺打に抑え、絶対絶命のピンチを切り抜けた。
「ストライク先行で攻めの投球をしてゴロを打たせた。野手が守ってくれて思ったような投球ができた」。低めに丁寧に制球し、相手に的を絞らせず。内野ゴロは3併殺を含む13。G打線を翻弄し、凡打の山を築いた。
前回の16日・阪神戦(京セラ)では白星を挙げたが、7回を投げ108球で降板。反省と悔しさもあって、次は九回まで投げると宣言して臨んだ。その言葉通り9回121球の熱投で5安打無失点。エース左腕としての貫禄をマウンド上で示した。
「スコアリングポジションでも何とか走者をかえさないように注意した。1点が試合を左右する。1イニング1イニングを抑えていこうと思って投げた」。13勝目をつかむことはできなかったが、先発としての役割を十分に果たした。
畝投手コーチは「冷静になってよく投げてくれた」と高く評価。女房役の石原も「今日は全部が良かった。全体的に低めに来ていた」と相棒を称賛した。
25年ぶりのセ界制覇のためにジョンソンが大黒柱としてチームをけん引する。