黒田が7回2安打無失点の好投 201勝目の権利持って降板
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「広島-ヤクルト」(20日、マツダスタジアム)
広島の黒田弘樹投手(41)が、7回を投げて2安打無失点。1点のリードを守り抜き、8勝目の権利を持って降板した。
初回。先頭の西浦に中前打を浴びたが、二盗を阻止するなど安定した投球を続けた。二回以降は五回、鵜久森に四球を与えるまで、走者すら許すことなく、二塁を踏ませぬ熱投。菊池の好守にも助けられながら打者の芯を外す投球で、最後までヤクルト打線を寄せ付けなかった。
7月23日の阪神戦(マツダ)で日米通算200勝に到達。粘投を続けながら以降は、登板3試合で白星から遠ざかっていた。この日は広島を襲った未曽有の土砂災害から2年。「僕はグラウンドで野球と向き合って、勇気を与える手助けになればいい」と、被災地へ思いを込めて上がったマウンドで、最後まで気迫の投球を続けた。