福井ピンチ連続も粘った 5回2失点3勝目「野手に勝ちを付けてもらった」

 「阪神2-7広島」(17日、京セラドーム大阪)

 立ち上がりこそ不安定な投球だったものの、広島先発の福井が5回4安打2失点、9三振を奪って3勝目を挙げた。

 「粘れたとは思いますが、流れが悪くなるので反省するところはしっかり反省したい」

 毎度のことながら序盤は制球が定まらない。初回に2四球と安打で2死満塁のピンチを招くと、中谷に左前2点適時打を許した。二回も制球に苦しんだ。立ち上がりに「どうしても慎重になってしまう」と二回を終わって65球を投げた。

 三回からは別人のように球が走った。ストライクが先行し、三、四回と三者凡退。五回2死二塁のピンチでも、福留から144キロの内角直球で見逃しの三振を奪った。111球目は納得の球を投げたが「そういうボールを投げられるのが遅い」と反省した。

 今季は投手キャプテンに指名されながら開幕から調子が上がらず、5月上旬に出場選手登録を抹消された。後半戦のキーマンに指名され、7月28日・巨人戦(京セラドーム)で復帰先発。菅野と投げ合い、7回無失点の好投で復帰星を挙げた。その後、先発ローテーションに戻りながら勝ち星を増やすことができず、2連敗を喫していた。

 復帰星を挙げた球場で再び白星を挙げた。「野手に勝ちを付けてもらったので、次はしっかり投げたい」。次回は優勝争いのライバル、巨人戦に先発する。

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