奮闘するドラ1・岡田明丈、QSは野村、黒田を上回る

 凄まじい快進撃で首位を独走する広島。その中で、ドラフト1位の岡田明丈投手(22)=大商大=が奮闘中だ。プロ初勝利まで9試合を要したものの、先発ローテを守り13試合に登板。3勝3敗、防御率は3・18をマークし、チームを支えている。

 開幕前、米・ドジャースに移籍した前田の穴を誰が埋めるかが、不安視されていた。昨季、15勝、206回1/3を投げたエースが不在。その一角を担っているのがドラ1右腕だ。

 勝利数はまだ「3」だが、岡田が投げたイニング数は、ジョンソン、黒田、野村に次ぐチーム4位の76回1/3。6回を自責点3以内に抑えるQS(クオリティースタート)率は76・9%を記録している。両リーグトップの12勝を挙げている野村が64・7%、日米通算200勝を達成した黒田は64・7%と両投手を上回る好成績を残す。

 頼もしいルーキーの活躍に畝1軍投手コーチは「元々、試合の入りかたは悪かったけど、良くなった。ローテーションを守ってくれるということは、チームとしても大きい」と称賛した。

 開幕から約4カ月。ここまで順調に来たわけではない。4月28日のヤクルト戦(神宮)では、1死しか奪えず6失点で降板。2軍行きを命じられた。抹消後は、先発ではなく、中継ぎに配置転換されたが「回の入りで、自分の全力の球を投げられるようになりました。1イニング1イニングをしっかり投げ切れるようになった」と岡田。苦手の立ち上がりを克服し、再昇格を果たした。

 「初登板の日は、舞い上がっているではないですけど、気持ちが前に行ってしまってコントロールできていなかった。今は冷静に状況判断することができます」と4月1日・巨人戦を振り返った。後半戦、自らも手応えもつかみつつある。

 広島のドラフト1位投手は近年、野村、大瀬良の2人が新人王を獲得。無限の可能性を秘めたゴールデンルーキーにも大きな期待が掛かる。(デイリースポーツ・井上慎也)

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