「交流戦、ロッテ１３－４広島」（２日、ＱＶＣマリンフィールド）

　広島が今季ワースト１３失点で、２カード連続の負け越しを喫した。初回にエルドレッド、二回に安部の適時打で２点を奪ったが、直後に先発の九里が４失点。１死からナバーロに四球を与えると、２死二、三塁から高浜に、左前適時打を浴びて同点。さらに清田に左翼越えの勝ち越しの２ランを浴びた。

　三回には再び先頭の四球から、連打などで４点を失った。２回０／３を７安打８失点で、今季５度目の先発で最短、ワースト失点で降板。緒方監督は試合後、ローテはく奪を決断。「九里には先発を外れてもらいます。これだけ安定しないと、中継ぎにも迷惑がかかるから」と厳しい表情で話した。

　３番手の西原も３回１０安打５失点。計１３失点は今季ワーストで、１９被安打は今季ワーストタイ。１３度目の逆転負けとなった。２位巨人とは１・５ゲーム差に。３日からは本拠地に戻って、パ・リーグ首位のソフトバンクを迎える。この試合で３号２ランを放ち、３戦連続マルチと奮闘する４番・新井は「またあした、あした」と強い口調で話し、次戦に気持ちを切り替えた。