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新井自ら祝砲!浩二氏へ豪快“恩返し”

 「広島9-0ヤクルト」(17日、マツダスタジアム)

 鯉打線が12安打9得点と爆発し、3カード連続の初戦勝利を飾った。主役は4番・新井貴浩内野手(39)だ。先制打&中押し打&トドメ弾と3安打3打点。試合前に名球会のブレザーを授与してくれた、恩師で名球会理事長の広島OB・山本浩二氏(69)へ恩返しの大活躍だった。主砲がこれからも好調打線を引っ張る。

 大勝のフィナーレは、でっかい花火で華麗に締めた。高く、高く放物線を描いた打球が、バックスクリーンまで到達。今季2号ソロで9点目のホームを踏んだ。4番・新井が猛打賞&3打点の活躍。名球会入りを自らのバットで祝福だ。

 8点リードの八回。1死から中沢のカットボールを狙った。130メートルの特大弾。「久しぶりで、自分でも手応えは分からなかった。ヤクルトも打線がいい。取れる時にしっかり取っておきたかった」。大量リードでも緩まない心が、31試合ぶりの2号ソロを生んだ。久々の感触を得たトドメの一発だった。

 先制、ダメ押しも新井のバットだ。初回1死一、二塁、ファウルで粘って6球目。外角低めのフォークに食らいついた。3試合ぶりの適時打が中前に転がった。六回には1死二塁から中前適時打。31試合ぶり、今季3度目の猛打賞を飾った。

 「本当にお世話になった、本当に迷惑を掛けた方。浩二さんからブレザーを頂いて感慨深い。頭を叩かれてリラックスできた」

 試合前に2000安打表彰式が行われ、山本氏から紺色のブレザーを贈呈された。長く監督と主砲として師弟関係だった間柄。猛練習を課し、4番として育て上げてくれた恩師でもある。それだけに「浩二さんがいなければ、今の僕はないです」と感謝は尽きない。

 表彰式の最後に新井の頭をポンッと叩き、「頑張れよ」と激励したレジェンドは言う。「感慨深いね。一生懸命やった結果。優勝目指してチームを引っ張ってほしい」。25年ぶりの悲願を願う先輩の思いに、新井はバットで応え、通算2020安打。OBで歴代42位の野村謙二郎氏に肩を並べ「恐縮ですよ」と照れ笑いした。

 チームは4試合連続2桁安打。今季42試合目で早くも24回目と好調打線が止まらない。名球会入りしたベテランは「まだ実感は湧かない」とし、気を引き締めた。「まだ戦っている最中だから」。個人の栄誉に、勝利の余韻に浸らず全力で駆ける。まだ見ぬ頂点へ一直線に。

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