ヘーゲンズ2回完璧!中継ぎ陣の救世主
「広島10-7中日」(1日、マツダスタジアム)
初めてお立ち台に上がった助っ人は、真っ赤な球場に視線を奪われた。「ビューティフルな観客だよ」。10-7と大味な試合の中で光った広島・へーゲンズの好投。六回から2イニングを無安打無失点。勝利への道筋を整えた。
大逆転を決めた直後の登板。3番・森野を146キロのツーシームで右飛に斬ると、ビシエドはカットボールで遊ゴロに。ナニータは132キロのカーブで三ゴロに仕留めた。魅力は多彩な球種。バットの芯を外す投球で凡打を築いた。
これで4試合連続の無失点投球。今村とともに六、七回を任され、抜群の安定感を誇っている。「早くアウトを取ることと、テンポよく投げること。そうすれば野手の攻撃につながると思っているよ」。中継ぎ陣の救世主として勝利に欠かせない。