野間1軍合流 開幕右翼のチャンス到来
「広島春季キャンプ」(24日、沖縄)
25日から沖縄2次キャンプに合流する広島・野間峻祥外野手(23)が24日、宮崎から沖縄市のチーム宿舎に入った。13日に急性胃腸炎と診断され、16日に2軍降格。鈴木の故障離脱で1軍再昇格が決まり、逆転開幕右翼へ猛アピールに出る。
爽やかな笑顔とは裏腹に、強い決意を持って沖縄入りした。1週間強の2軍生活。原点回帰するには、十分な時間だった。ルーキーイヤーの昨季は春季キャンプ、シーズンを通して1軍フル帯同。調整での2軍戦出場を除けば、初めての降格だった。
「これまでは打てなかったら、落とされる不安があった。でも意識が変わった。また一からなんだと、いい意味で割り切って思えるようになった」
2軍では3試合に出場。思わぬ鈴木のアクシデントで早期1軍復帰となったが、結果と内容を残して2軍から推薦された。「状態はそんなに悪くないです。打撃は結果も出ているので」。最終クールでは、3試合の練習試合が予定されている。がむしゃらに結果を求めていく。
「練習試合でチャンスを与えたい」と緒方監督は、25日のDeNA戦に先発出場させる方針。「チャンスなんで生かせるように。自分も打たないと。しっかりアピールしたい」と野間。3番勝負。2年目のホープが開幕右翼を勝ち取る。