大瀬良投手、右肘違和感で投球せず
「広島春季キャンプ」(21日、沖縄)
広島の大瀬良大地投手(24)が、右肘の違和感で別メニューで調整した。残留組の全体練習から外れ、ランニングを中心のメニューを消化。キャッチボールなど、スローイング一切は行わなかった。
「(右肘の)違和感です。いまの段階で、シーズンに間に合うかどうか分からないですけど、遅れるとしても早い段階で戻ってこれるように。考えて伝えさせてもらった」
今キャンプは、フォームが固まらなかったことで、3日間のブルペン投球禁止。調整遅れを不安視されたが、17日にシート打撃登板。新井、エルドレッドら主力を相手に安打性0本に抑え、復調の兆しをのぞかせていた。
前日20日はブルペンで投球練習をしたが、途中で終了。「力を入れることができなかった。この状態であれば、少しまずいかな、と思った」と説明した。
3月5、6日の侍ジャパン強化試合・台湾戦(5日・ナゴヤドーム、同6日・京セラドーム)の代表を辞退。「残念なのは間違いないですが、シーズンのこともあるので。不安のある中で行ってしまうより、こういう状況で大きく離脱するのが一番まずい。早い段階で戻ってこられるように」とし、早期復帰への最善策と説明した。
前田健太投手(27)が、米大リーグ・ドジャースに移籍。次期エースとして、開幕投手の最有力候補にも挙がっていた。今後は病院で精密検査を受ける予定。詳細は明らかになっていないが、開幕は厳しい状況となった。