新井貫禄発進打!初球を先制タイムリー
「広島紅白戦、白組4-9紅組」(16日、天福)
広島の新井貴浩内野手(39)が16日、今年初の実戦となる紅白戦に「5番・一塁」で出場し、先制適時打を放った。「思ったより反応できた」と笑顔。2000安打まで残り29本。偉業達成イヤーを好スタートだ。
初回、2死一、三塁での初打席。久々の実戦だったが、体は自然と動く。福井が投じた初球、外角高めに浮いた140キロ直球に反応。鋭い打球は瞬く間に二遊間を抜けた。ベテランの先制適時打に、沸き上がるスタンド。貫禄の一振りだった。
「直球を待ちながら、変化球に対応できるか、とか。最初は速く感じるんですけど、まずまずの反応だった」
五回2死二、三塁ではバットの芯で捉えた強烈な一撃。遊撃・安部の正面を突いたが、グラブをはじき、その間に2者が生還した。七回の左飛もフェンス手前の大飛球だった。4打数1安打も、開幕から逆算した調整は順調。「ケガなくきているので」と笑った。
この日から黒田が練習に合流。前日15日の休日は2人で地元料理を食べた。「差し支えがあるので」と詳細は伏せたが、久々の再会で気分一新した。「黒田さんが練習にいるだけで雰囲気が引き締まる。優勝するために打ちたい」。黒田とともに投打の両輪として、力で、背中で、チームを優勝へと導く。





