緒方監督“トリプルスリー”出てコイ!

 「広島春季キャンプ」(1日、日南)

 緒方孝市監督(47)が、歓迎セレモニーで「カープ伝統の野球を復活させる」と宣言した。代名詞の猛練習に機動力野球の再建。「打って走って守れる。トリプルスリーを達成できる選手を育てたい」と、球団3人目の偉業達成を熱望した。

 「自分の若い頃は三拍子そろった選手が多くいた。広島の教え、伝統の野球だから」

 長いプロ野球史の中で過去、記録達成は10人だけだ。「巨人にも阪神にも、DeNAにもいないが、カープは2人(野村謙二郎=95年、金本知憲=00年)もいる」。緒方監督自身も99年に打率・305、36本塁打(18盗塁)を記録するなど達成できる可能性があっただけに、「惜しかったんだ」と振り返る。

 昨秋のキャンプから、チームは振り込みと走塁練習を徹底。今キャンプでも午前10時の開始から午後7時まで練習漬けだ。「秋から始めたことが浸透している。一回り大きくなった。楽しみな選手は1人、2人じゃないよ」。厳しい冬を越え、初日で確信した。伝統の息吹を感じていた。

 投手を中心とした守り勝つ野球、接戦を勝ち切る野球を徹底する。「今年はウチから(トリプルスリーを)できる選手を育てたい。その楽しみがある」。菊池か、丸か、鈴木誠か-。伝統の復活が25年ぶり頂点のカギを握る。

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