菊池誓った!来季GG賞満票獲得じゃ

 広島・菊池涼介内野手(25)が2日、都内のホテルで行われた「第44回三井ゴールデングラブ賞」の表彰式に出席した。今季トリプルスリーを達成したヤクルト・山田哲人内野手(23)を抑えて、二塁手部門で3年連続3度目の受賞。鯉の名手は、来季の「満票受賞」に意欲を見せた。

 球界を代表する面々とともにスポットライトを浴びた菊池は、誇らしげな表情を浮かべた。二塁手部門で3年連続3度目の受賞。「阻止できるのはこれくらい」と自慢の守備で、今季トリプルスリーを達成したヤクルト・山田を抑えての価値ある栄誉だ。

 シーズン中に両膝を痛め、思い通りの動きができなかったが、守備率はプロ入り最高の・988を記録。それでも「今年は良かったというところはない」と満足はしておらず、「受賞はマエケンさんと、黒田さんのおかげだと思っています」と投手陣に感謝した。

 不完全燃焼の思いがあればこそ、来季へ自ら高いハードルを課す。「今まで満票で受賞したことがないので、一度は満票で取りたい」。セ・リーグでは1992年のヤクルト・飯田哲也以来となる、満票受賞に意欲を見せた。

 今季得票数は156票で、2位・山田に89票、3位・片岡(巨人)に3票が入った。最も大差を付けたのは13年だが、菊池の237票に対し、2位・荒木(中日)が5票、3位・山田が3票を得た。満票受賞の難しさは、誰よりも理解している。

 大先輩である山本浩二氏の10年連続受賞に触れ、「何とか記録を抜きたい」とも誓った菊池。一段と守備力に磨きをかけて、快挙を成し遂げる。

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