丸20発意識せず「勝利が大優先」

 広島の丸佳浩外野手(26)が1日、残り4試合を前に「勝つしかない」と必勝を誓った。現在、チームトップの19本塁打。自身初の20本塁打到達なら球団の左打者では、06年の前田智徳、嶋重宣以来となる。

 「20本は特に意識していません」。練習後、節目の記録について、丸は無関心を強調した。勝利だけが求められる4試合。「結果的にそうなってくれればベスト。チームの勝利が大優先ですから。勝てばOK」と続けた。

 現在、プロ初の3戦連続本塁打中。チームも4連勝と波に乗る。攻撃の起点となるリードオフマン。「(悪い時は)一塁方向に体が流れてしまっていた。そこを考えながらやってきたが、今は投手に向かっていけている」と手応えを口にした。

 「シーズン中に変えることは難しいが、悪い部分を意識しながら修正している」と緒方監督。今季のリーダーに指名した丸を中心に、打線の奮起を期待する。「しっかりしたものを見せて、勝つということ。全力を尽くす」。CS出場へ。1番打者が勝利への旗手となる。

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