シアーホルツ2連発!広島惜敗も光明

 「広島2-3巨人」(25日、マツダ)

 広島のネイト・シアーホルツ外野手(31)が2打席連続でソロアーチを描き、本塁打数を2桁に乗せた。ただこの日の得点はこれだけ。チームはまたも惜敗に終わり、借金も約1カ月ぶりに6まで膨らんだ。リーグの混戦から脱落しないためにもここが踏ん張りどころだ。

 シアーホルツがただ一人気を吐いた。5月20日・中日戦(豊橋)以来の2打席連発。途中入団から52試合目で10号に到達したが「自分が目指すのはチームの勝利だけ。勝ちに貢献していれば意味があったが…」と、視線を落とした。連日の惜敗に悔しさを募らせた。

 度肝を抜く本塁打だったことは事実だ。0-2の四回。高木勇のシュートを捉えた打球は、バックスクリーン中段を直撃。推定飛距離135メートルの9号ソロ。メジャー通算52発男は「自分のキャリアの中で、中堅への本塁打では良かったものだ」と、うなずいた。

 1-3の六回。再び先頭で高木勇のスライダーを捉えた。今度は右中間へ、技ありの10号ソロ。「球はよく見えている。感触はいい」と、自身の状態への手応えを口にした。

 それでも勝てなかった。1点差試合は14勝23敗。今季45敗の過半数を占めた。この日の得点機では8人が適時打を放てず、緒方監督は「打線の奮起しかない」と嘆いた。

 借金は6月24日以来の6に膨らんだ。首位ヤクルトと4差。シアーホルツは「タフな負けだったが、また新しい日が来る。何とか投手を助けられるようにしたい」と前を向いた。今こそ踏ん張りどころだ。

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