ヒース2点守れず…広島OP戦最下位に

 「オープン戦、ソフトバンク3-2広島」(21日、ヤフオク)

 広島がサヨナラ負けでオープン戦最下位に転落した。緒方監督は「オープン戦だから負けていいわけではない。勝つ流れが(ひっくり返されて)負けるのは、正直こたえる。シーズンではこんなことがないように、これを生かさないと」と、努めて冷静に話した。

 2点リードの九回、守護神ヒースが3安打1四球で3失点。明石のサヨナラ2点打を見届けた指揮官は、ベンチから真っ先に姿を消した。その直前、柳田の左越え二塁打の判定をめぐっては監督初抗議も行ったが、悪い流れを断ち切ることはできなかった。

 抑えに転向したヒースにとっては“来日初黒星”となった。途中加入した昨季は先発で3勝0敗。今年はオープン戦3戦無失点だったが、この日はボール先行でカウントを悪くし、狙い球を絞られた。ヒースは「変化球でストライクが取れなかった。まだ1試合がある。投げられれば修正する自信はある」。緒方監督も「明日も連投させて、切り替えてできるかを見たい」と奮起を促した。

 過去10年間でオープン戦最下位チームが、シーズンBクラスを免れたのは08年の巨人(優勝)しかない。残りは22日のソフトバンク戦だけ。先発予定の黒田とヒースの好投で白星を挙げ、縁起の悪い順位は免れたいところだ。

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