堂林2軍…最終打席見逃し三振

 「オープン戦、広島3-8オリックス」(14日、福山)

 広島・堂林翔太内野手(23)が2軍に降格することが14日、決まった。オリックス戦後のコーチ会議で決定し、緒方孝市監督(46)が直接通告した。1軍に定着した2012年以降、3年連続で開幕スタメンに名を連ねたが、開幕を目前に無念の降格となった。

 「彼は開幕ベンチを目指す選手じゃない。開幕スタメンを狙うには現時点で全然、結果も内容も考えられないところのレベルにある」

 緒方監督が厳しい口調で明かした。オリックス戦は「9番・三塁」で出場。3打数無安打で迎えた最終打席はスタンドから「気合を見せろ堂林」と厳しい声が飛んだが、見逃し三振に倒れた。オープン戦14打数1安打。指揮官は「もう一回ファームで見つめ直しながら、相手と戦う姿勢を示して欲しい」と奮起を促した。

 通告を受けた後、堂林は吹っ切れた表情で「逆にいいチャンスと考えて、前向きに捉えたい。こうなった以上、切り替えて前を向いてやっていく」と力を込めた。

 また上本、鈴木将も2軍降格。磯村、安部はファームでの実戦を経て、20日からのソフトバンク戦(ヤフオク)までに、再昇格の可否が判断される。代わって木村昇が15日・オリックス戦から、1軍に合流する。

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