緒方鯉が実戦“走定”機動力野球じゃ

 「広島春季キャンプ」(27日、沖縄) 

 広島は、より実戦に近い形で走塁練習を行った。機動力野球を掲げる緒方孝市監督(46)は、あらためてナインに積極的な走塁を求めた。

 全体練習は普段より早い午後1時ごろに終了したが、走塁練習に約1時間費やした。「1死三塁」「1死一、二塁」などの状況を設定した走塁練習は珍しくないが、この日はより実戦に近い形だった。球審と塁審がそろい、打球はノックではなく、打撃投手の投球を玉木守備走塁コーチが打ち返した。走者は打球判断をしながら、貪欲に次の塁を狙った。

 緒方監督は「実戦で課題が出たので、もう一度確認する意味でやった。できないなら反復練習をやらないと」と説明した。24日の韓国・KIAとの練習試合は19-6の大勝も走塁ミスが多発し、指揮官は「ガッカリした」と落胆。危機感がこの日の練習につながった。

 外国人のグスマンやベテランの新井らにも同じメニューを課した。「気を抜いた選手は一人もいなかった。走塁への意識をしっかり持ってほしい」と、満足げに話した。

 キャンプは残り3日。沖縄入り後はメンバーの入れ替えはないが「野手は少しずつ考えていかないと」とキッパリ。28日の日本ハムとの練習試合(名護)から、開幕へのサバイバル本格化を予告した。

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