野村祐3勝も5回4失点「申し訳ない」

 「ヤクルト4‐7広島」(22日、神宮)

 劇的な逆転勝利。盛り上がるナインと少し距離を置いた広島・野村は、「僕の勝ち星よりも、チームが勝ったことが良かった。野手や中継ぎの皆に申し訳ない」と話した。チームトップの3勝目の味は、ほろ苦いものだった。

 一回1死から上田の一ゴロをエルドレッドが処理してトスしたが、ベースカバーに入った野村が落球。続く川端に左中間を破る適時二塁打を浴び、先制点を許した。二回は上田の右中間への2点適時三塁打と川端の犠飛で3点を献上した。

 生命線の制球が乱れた。二回までに3安打、3四死球で58球。結局104球を要して5回4失点で降板。前回の15日・阪神戦(マツダ)は129球を要し5回5失点で初黒星を喫しただけに「自滅のような形。また同じことをしてしまった。状態は悪くなかったのに」と、猛省した。

 それでも三回以降は無失点。野村監督の退場後、監督代行を務めた緒方野手総合コーチは「(四回表の)チャンスで打席に送った監督の期待に応えた」と、右腕の意地を評価した。

 これまで4度の登板で五回降板が2度、六回降板も2度。チームトップの勝ち星とはいえ、物足りないのは本人も自覚している。「次はこんなことがないようにしたい」と、言葉に力を込めた。

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