松山&岩本「右翼・堂林」に待った!

 打撃練習をする松山
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 広島の松山竜平外野手(28)と岩本貴裕外野手(27)が17日、右翼の定位置確保に意欲をみなぎらせた。16日のロッテ戦(QVC)で堂林翔太内野手(22)が「5番・右翼」で先発出場。左腕対策の一つのプランとして評価を上げたが、もちろん、左打者の2人はやすやすとポジションを譲るつもりはない。左腕攻略で、「ライト・堂林」構想に待ったをかけるつもりだ。

 “本職”の意地がある。右翼の定位置確保を狙う松山と岩本が、巻き返しを誓った。

 やるべきことは明白。左腕を打つことだ。松山は昨季の対左打率・194(対右・292)、岩本は同・250(対右・256)。打撃好調の堂林が右翼に入ると、左腕に強い小窪、打撃好調のドラフト3位・田中(JR東日本)を三塁に起用することができる。16日・ロッテ戦に5番・右翼で先発した堂林が無難に守備をこなし、シーズン本番でも左投手対策として実行する可能性が高まった。

 ただ、松山と岩本には自らの出場機会を減らすつもりはない。松山は「左に苦手意識はない。(左との対戦は)少ない打席かもしれないが、そこで結果を残したい」と力を込めた。オープン戦では打率・385、2本塁打。「バットは振れている」と好調をアピールした。

 岩本も「オープン戦では左相手に打席に立つ機会は多かった。もともと苦手意識もない」と前を向いた。16日・ロッテ戦では4打数無安打に終わり、この日は横浜スタジアムでの練習で早出特打を行い、復調へ必死だ。「レギュラーで出るために打つしかない」

 残り5試合となったオープン戦で左腕を攻略し、「右翼・堂林」を期待する声を、いい意味で裏切るつもりだ。

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