一岡もう全力投球!広島入り初ブルペン

 巨人にFA移籍した大竹寛投手(30)の人的補償で広島に入団した一岡竜司投手(23)が16日、広島県廿日市市の大野練習場で行われた合同自主トレに参加。広島入りしてから初めてブルペン入りした。捕手を座らせ30球を投げた若鯉。春季キャンプへ向け、順調な仕上がりをアピールした。

 ブルペンに乾いた捕球音が響いた。キレのある球が次々とキャッチャーミットへ収まる。「最後の5球くらいはほぼ全力で投げた」と一岡。広島入り後、初めて投球を披露。充実感いっぱいに汗をぬぐった。

 捕手を座らせ30球を投げ込んだ。初球は「緊張した」と手探りの状態。徐々にギアを上げ、力強く腕を振った。直球に加えフォークなど4種類の変化球も投じた。熱視線を送った会沢は「肘が柔らかい。回転のいい直球を投げる」と評価した。

 独特のフォームが打者には脅威となりそうだ。上げた左足を一度、真下に下ろし、そこから捕手側に体重移動する。「体重を右足に乗せるのが目的。専門学校(沖データコンピュータ教育学院)3年のとき、このフォームだった。去年の春先、調子を崩したときに戻した」。ロッテ・涌井や昨季新人王を獲得したヤクルト・小川に似たフォーム。川端編成グループ長は「(投げるまで)間があっていい。打者はタイミングが取りにくいと思う」と目を細めた。

 2月1日に100%の状態でブルペン入りし、首脳陣にアピールすることを目指す。今後は「投球のバランスを良くしていきたい」と意気込んだ。サバイバルレースを勝ち抜き開幕1軍入りへ。一岡が調整ペースを上げてきた。

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