鈴木誠、体重増で開幕1軍狙う!
広島・鈴木誠也内野手(19)が28日、今オフから広島市内のトレーニングジムで本格的なウエートトレーニングを開始したことを明かした。プロ1年目を終え、実感したパワー不足。体幹と上半身を中心に鍛え直す構えだ。今季、シーズン終盤に1軍に昇格し、初安打も放った。1軍定着を目指す来季に向けて、肉体改造に励む。
プロ1年目が終わった。痛感したのはパワー不足だった。ウエスタンでは93試合出場で打率・281、2本塁打、38打点を記録も、1軍では12打数1安打、打率・083。「体が細いし、筋力不足を感じた」と鈴木誠。来季へ向け、取り組むべきテーマが決まった。肉体改造だ。
23日のファン感謝デー終了後、広島市内のトレーニングジムに直行。初めて本格的なウエートトレーニングを開始した。「今までやったことがない。上半身と体幹を中心に一度やってみようと思った。パワーがつけば、余計な力みがなくバットが振れると思った」と一大決心した。
入団後、ミートポイントを前にするなど、打撃フォームの修正を行った。徐々に成果が表れ、安打は増えた。だが「力がない中で飛ばそうという意識が強すぎて力んだ」とフォームを崩すことが多かった。力強く、安定したスイングの必要性を肌で感じた。
今オフは現在80キロの体重を5キロ増やし、85キロとすることが目標だ。取り組み始めて6日。まだ成果は実感できないが「充実している」と表情を引き締めた。この日は、広島市内の小学校での野球教室に参加後ジムへ。約2時間、汗を流した。
来季は開幕1軍を最初の目標に置く。「そこがスタート。(1軍で)今年以上の結果を残したい」。パワーアップし、さらに光を放ってみせる。