野村采配ズバリ!2戦連続2ケタ安打

 「セCSファーストS第2戦、阪神4-7広島」(13日、甲子園)

 広島・野村謙二郎監督(47)が、またカープの歴史を塗り替えた。打順、代打、継投と、采配がズバリ的中。球団初のCS出場で、まずは阪神を2連勝で撃破し、ファースSを突破した。次は東京でのファイナルS。巨人も一泡吹かせてみせる。

 三塁ベンチで、思わず絶叫した。「よっしゃー」。新井が空振り三振に倒れた瞬間、野村監督は喜びを爆発させ、首脳陣とハイタッチ。ベンチを飛び出し、頼もしい鯉戦士たちを満面の笑みで出迎えた。「甲子園球場だったが、たくさんのファンが来てくれて、選手はすごく勇気づけられた。その中で選手は頑張ってくれた」。ファン、選手すべての人たちに感謝の気持ちでいっぱいだった。

 青写真通りの勝利だった。一回にバリントンが西岡に先頭弾を浴びたが、「辛抱すれば何とかなる」と我慢。すると六回に逆転。なお2死満塁で二回以降立ち直ったバリントンに打席が回ると、迷わず代打を送った。結果的に代打の岩本に適時打は出なかったが、2番手に投入した横山が完璧な投球。阪神に主導権を渡さなかった。

 八回には代打策が決まった。1死二、三塁で、横山の代打に送ったのは小窪。広瀬もベンチにいたが、「小窪をどこで使おうかと思っていた」と、この時を狙っていた。結果は勝利を決定づける適時三塁打。野村監督は「あれは大きかったね」と頬を緩ませた。

 CS仕様の打順も機能し、2試合連続2ケタ安打。左腕の能見が来ても対応できるように、前日に続いて3、4番に梵、キラを組ませ、6番にエルドレッドを置いた。終わってみれば2戦連続で梵、キラが得点源となり、エルドレッドも決勝打の働きを見せた。

 野村監督の眼力がこの快進撃を支えている。8月31日に右肩痛のソコロビッチと入れ替える選手を話し合った時、コーチ陣から推薦されたのはルイスだったが、野村監督だけがエルドレッドを押した。理由は「ウチには大きいのを打てる選手がキラしかいないから」。大きな賭けではあったが、この大抜てきがなければ今はないかもしれない。

 次は東京ドームで巨人とぶつかる。「挑戦者なので胸を借りるつもりでいく」。謙虚に語ったが、今の野村鯉の勢いは想像を超えている。下克上第2弾へ、指揮官の腕が再びうなる。

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