菊池に勲章!セ最多捕殺新記録を更新

 「中日5-1広島」(26日、ナゴド)

 驚異の身体能力から生まれた守備範囲の広さ。それを象徴する大記録の達成だ。広島・菊池が4つのゴロをさばいて補殺数を499とし、05年の荒木(中日)の持つ二塁手の補殺数リーグ記録496を更新。ただ試合に敗れたため「特にコメントはなし。まだ試合はあるので」と淡々と振り返った。

 記録のことは知っていた。試合前にインターネットで自ら検索したという。荒木の記録まであと1つの状態でこの日の試合に臨み、更新は時間の問題だった。三回の藤井のゴロでまず荒木の記録に並んだ。そして四回の松井雅のゴロでリーグ新記録を達成。ともに菊池にとっては朝飯前のプレーだった。

 2年目の今季は初の開幕1軍スタート。ここまで欠場したのは3試合だけで、不動の二塁手に定着した。補殺数を生んだのは守備範囲の広さに加え、打球への準備もある。「守備位置は他の球団の選手より大きく変えていると思う。昨年の自分の経験やデータ、投手の球種、打者の癖とかで変える」。野性味あふれる男だが、新記録達成は単に野生の勘で成し遂げたものではなかった。

 野村監督も菊池の守備力には敬意を表した。「失策(17個)は多いが、守備範囲の広さからそうなる。荒木も広い守備範囲だったが、それに匹敵する」。今季何度もピンチを救った菊池の守備。CSでも大きな武器になるのは間違いない。

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