梵九回逆転V打!虎の守護神・久保撃ち

 「阪神5-6広島」(29日、甲子園)

 広島は梵英心内野手(32)の2安打3打点の活躍で、阪神に逆転勝利を収めた。頼れる男は六回に、同点に追い付く右中間突破の2点二塁打。九回には守護神・久保をとらえ、逆転の右前適時打を放った。これでチームの借金は1。5月を前に、早くも鯉の季節到来を予感させる白星だ。

 普段は冷静な男が、一塁ベース上で感情を爆発させた。勝利をたぐり寄せる逆転の右前適時打。興奮が頂点に達した梵は、雄叫びを上げると、甲子園の空に力強く両拳を突き上げた。

 1点を追う九回だ。1死満塁から広瀬の打球が、サード坂の適時失策を誘ってまず同点に追い付いた。そして2死満塁で背番号「6」に打席が巡る。相手守護神の久保にみんなで食らい付き、手にした絶好機。逃すわけにはいかなかった。

 初球、真ん中高め147キロ直球を捉えた。コンパクトなスイングから放たれた打球は、一、二塁間を破り右前に転がった。「次につなぐ気持ちだった。いい所に飛んでくれた。打ち損じみたいな打球だったが、点が入ったので良かった」。謙そんしたが、直球に逆らわず逆方向へ打ち返す、梵らしい一打だった。

 期するものがあった。4‐4の八回1死二、三塁で、福原の内角高め145キロシュートに手が出て遊飛。勝ち越し機で凡退し、大きく天を仰いだ。それだけに「もう1回、チャンスをもらえた。結果を出したかった」。強い決意で九回の打席に臨んでいた。

 六回には、同点に追い付く右中間突破の2点適時二塁打を放った。同点打、そして決勝打の活躍に野村監督は「いいところで打ってくれた」と、勝利の立役者に目尻を下げた。

 今季はコンパクトなスイングを心がける。その象徴として、昨季まではグリップエンドまで握っていたバットを指1~2本分、短く持つ。「単純に振れないから短くしているだけ」。自身はそう語るが、新井打撃コーチは「短く持って(体の)振り幅を小さくしている。いいスイングができていると思う」と分析。その打撃に太鼓判を押した。

 打線がつながり、粘り腰の逆転勝利だ。「カープらしい攻撃ができた。ケガ人が多いが、1試合、1試合、必死になって戦っていきたい」と力を込めた梵。悲願のCS出場へ向け、チーム一丸となって突き進む。

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