篠田復活星じゃ!25日ツバメ戦先発へ

 広島・篠田純平投手(27)が22日、1軍練習に合流した。昨年11月に左膝半月板を手術。今季はキャンプから2軍スタートとなり、復活を目指して調整を続けてきた。25日のヤクルト戦(神宮)で先発する予定。この日はキャッチボールやダッシュなど、軽めの練習を行った。

 久しぶりに手にした1軍切符。篠田は喜びをかみしめながら「どん底からはい上がってきた。やってきたことを出したい」と気合を込めた。

 大けがを克服した。昨年10月、フェニックスリーグ中に痛めていた左膝が悪化。「左膝半月板損傷」と診断され、11月に人生初の手術を受けた。

 キャンプでは投球練習はもちろん、走り込みさえできなかった。左膝の強化や可動域を広げるトレーニングなどのリハビリが中心。トレーナーと二人三脚で地道に回復に努めた。「松原さん、苫米地さんのおかげ。僕だけの力じゃない」。支えてくれた2人には感謝の思いしかない。

 ウエスタン・リーグでは3試合に登板して2勝。防御率1・69と安定した成績を残した。17日のオリックス戦(神戸サブ)では9回2失点。10安打されながら、長打を1本に抑えて完投勝利を挙げた。スタミナ不足も克服し、万全の状態をアピールした。

 2軍戦で2勝 25日・ヤクルト戦(神宮)での先発が予定されている。先発陣は前田健、野村が故障で離脱する中、代役した武内、中崎、中村恭の若ゴイ陣が好成績を残してきた。

 それでも10年に14試合、11年は16試合に先発した実績がある左腕に気負いはない。「打たせて取る投球をする。欲は出さず淡々と投げたい」。平常心で臨み、今季初勝利をつかみ取る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

carp最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(carp)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス