堂林見返す!不名誉「三振写真展」発奮

 広島の堂林翔太内野手(21)が20日、マツダスタジアムで開催中の「堂林翔太150三振写真展」を観覧した。球団ワースト記録となる150三振を喫した今季を振り返り、「見返したい」と宣言。来季は不名誉な記録ではなく、好成績を記念した“堂林写真展”の開催を目指す。

 今季喫した150三振の写真を、1枚1枚じっくりと見つめた。堂林には悔しい思いがよみがえった。一方で「(バットを)振ってきた結果なので。あらためて三振が多かったなと思う。手応えのない三振もあったし、内容のある三振もあった」としみじみ語った。

 初めて1軍を経験した今季は、フルスイングだけを心掛けた。「監督からは『三振OK』と言われていたので腹をくくっていた」。その結果、14本の本塁打を量産したが、一方で三振も150個“量産”した。

 指揮官から三振してもいいと命じられたが、精神的にはきつかった。4月25、26日の阪神戦では6打席連続三振を、8月には9試合連続三振を経験した。「(バットに)当てにいこうかなと思ったこともあった」と打撃に迷いがあったことを明かした。

 厳しいヤジを何度も浴びた。今年が1軍デビューの21歳の若者にとっては過酷な日々。しかし「チャンスで三振したらいろいろなヤジが聞こえてきたけど、見返してやろうという気持ちを持った」と悔しさを反骨心に変えた。

 秋季キャンプでは確実性のアップを目的に、新井打撃コーチと打撃練習に取り組んだ。日本代表としてプレーしたキューバ戦では、高いレベルを間近で体験した。「技術を上げて三振を減らし、今度はいいことで展示会をやってもらいたいですね」。来年は進化したプリンスの写真が見られるはずだ。

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