巨人・松井秀喜新監督 第一声で「紳士たれ」強調「基本に立ち戻る」「私自身が体現していく」 都内のホテルで山口寿一オーナーと会見
巨人は23日、新監督として球団OBで大リーグ・ヤンキースなどでも活躍した松井秀喜氏(52)が就任すると発表した。松井氏は東京都内のホテルで山口寿一オーナーとともに会見した。
指導者経験のない中での就任。「私は指導者の経験はほぼありません。そこが私が12球団の監督の中で一番劣っている部分であると自覚しています。まずそのことを自分自身自覚し、選手とともに伴走し、そして一緒に成長していきたいと思っております」とした上で、黄金時代を取り戻すことを宣言。「V9以降、本当の意味での黄金時代は来ていないと私自身は思っております。その間、80年代のライオンズやここ十数年のホークスのような時代を全く作れておりません。これから、これからジャイアンツに新たな黄金時代が訪れるように今日ここからスタートしたい」と誓い、「まずは基本に立ち戻り、ジャイアンツの理念、哲学があると思います。ジャイアンツは常に強く、常に紳士である、ジャイアンツはアメリカ野球に追いつけ、追い越せ、その一つ一つを着実に進めていきたいと思います」と強調。「ジャイアンツは常に紳士であれ。私自身がそれを体現し。紳士の定義はどこにあるか難しいですけど、あるとしたらジャイアンツの紳士の定義はそれよりも厳しいものでないといけない。それをしっかり選手にも浸透させ、やっぱりジャイアンツの選手は感じがいいな、ファンに優しいな、そう思ってもらえるような選手であるように、しっかり私自身が体現していきたい」と語った。
石川県出身の松井氏は星稜時代に春夏合わせて甲子園に4度出場。3年夏に明徳義塾戦では5打席連続で敬遠された。1992年度ドラフト1位で4球団競合の末に巨人に入団。NPB通算1268試合、打率・304、332本塁打、889打点を残した。本塁打王、打点王、最高出塁率を各3度、首位打者は1度。2002年オフにFA宣言して大リーグ・ヤンキースへ移籍。エンゼルス、アスレチックス、レイズと移り、12年に引退。MLB通算1236試合、打率・282、175本塁打、760打点を残した。
巨人は今季途中の5月25日に阿部慎之助前監督が長女に暴行を加えた容疑で現行犯逮捕され、翌26日に責任をとって辞任した。その後はヘッドコーチを務めていた橋上秀樹氏が監督代行に就任。シーズン終盤まで阪神と優勝争いを展開したが、143試合目に優勝を逃していた。CS敗退後は元監督の原辰徳氏や高橋由伸氏らとともに松井氏も次期監督候補に挙がっていた。
松井氏は昨年6月に恩師で巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんが亡くなった際、「長嶋監督と生前、約束したこともありますので。その約束を果たしたい」「監督が何を望んでいるのか自分の心の中で聞いてみます。これからの自分自身とこれからの監督との対話で、監督が導いてくれるんじゃないかなと思っています」などと思いを明かしたこともあった。
